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日本語教師必携の参考書・辞典、4選
「日本語を話せる」ということと「日本語を教えられる」ということは全く別物です。日本語教師は確固たるプロフェッショナルとして、体系立った知識と指導法の習得、およびその実践と向上のための日々の研鑽が求められます。
今回は、日本語指導に役立つおすすめの参考書・辞典を4種、お教えします!
「初級日本語文法と教え方のポイント」「中級日本語文法と教え方のポイント」
市川保子 著/スリーエーネットワーク
初級・中級レベルの文法項目をほぼ網羅。現場での指導法の助けとなる例やヒントも満載。「その文・表現はいつ使うのか」「どのような語と結びつきやすいのか」を豊富に示し、学習者が自分で考え、気づき、自分の言いたいことを言おうという気持ちを育てることに重点を置いています。
「実践にほんご指導 見なおし本 語彙と文法指導編」「実践にほんご指導 見なおし本 機能指導編」
K.A.I.T 著/アスク出版
「語彙と文法指導編」では初級クラスで扱う語彙と文法をとりあげ、コミュニケーションと日本語指導の関係を分析。「機能指導編」では中級クラスで使う機能語をとりあげ、実際の使用場面、類義語、学習者の誤用を徹底的に分析。「コミュニケーション」をテーマに、「話し手として聞き手に何を望むか?」「どのような状況で、相手のどのようなリアクションを期待するのか」を考察、反映しています。。
「教師と学習者のための 日本語文型辞典」
グループ・ジャマシイ 編著/くろしお出版
中級レベル以上の文型3000項目の表現を収録。日本語能力試験1・2級レベルの出題基準サンプルに加え、新聞・雑誌・小説・シナリオなど、実際に使われている日本語からも広く収集。文型を文や節の意味・機能・用法にかかわる形式という広い枠組みで捉え、それらが場面や文脈の中でどのように使われるのか分かるように記述されています。
「日本語類義表現と使い方のポイント 表現意図から考える」
市川保子 著/スリーエーネットワーク
「主題」「意志」「伝聞」など、表現文型を44項目に分類して収録。複数のよく似た表現(類義表現)を取り上げ、その異同を、形・意味だけでなく話し手の意図(表現意図)に踏み込んで、話し手が複数ある表現の中から何を基準にして1つを選んでいるかを整理・分析しています。
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